米中間の貿易をめぐる対立は、悪材料が出尽くし、今後は交渉で緩和に向かうとの見方が強く、ダウは結局3日続けて200ドルを超える上昇でした。4月6日(金)の日経平均を占う上で、参考となる指標等をリサーチします。
1 世界の株価
・NYダウ:24,505 +240.92 (▲0.99%)
・ナスダック:7,076.55 +34.44(▲0.49%)
・S&P500 : 2,662.84 +18.15(▲0.69%)
・イギリスFTSE:7,199.50 +165.49(▲2.35%)
・ドイツDAX:12,305.19 +347.29(▲2.90%)
・フランスCAC:5,276.67 +134.87(▲2.62%)
2 為替、金利、商品
・ドル/円:107.38-40
・ユーロ/円:131.43-48
・ユーロ/ドル:1.2240-41
・米国10年国債:2.833(+0.044)
・米国2年国債:2.306(+0.017)
・NY原油:63.54(+0.17)
・NY金:1,328.5(-11.7)
・CRB指数:193.80(+1.46)
3 日経平均きょうの見通し
・シカゴ/日経先物 : 21,870円
・大阪/日経先物:21,860円
前日の日経平均終値は、21,645.42円(+325.87)でしたが、「先読みAI」の
Quickによる予想では、寄り付きは☀(晴れ)で始まりそうで、大きく上げそう
です。日中の予想レンジは、21,836円から22,031円とのこと。
主要な内外指標のうち、4/5のニューヨーク市場ではダウ平均は上昇、
S&P500指数も上昇しました。いずれも日経平均にポジティブに働きそうです。
4 注目ポイント
◆三井住友信託銀行NYの矢作氏はドル/円の今日の見通しについて、107.00円~108.50円としました。特に、ドルの季節性について言及し、4月中旬から下旬にかけて株は上がり、5月の初旬から月末にかけて下がる。一方、ドル指数は、4月の中旬から下旬にかけて下がり、5月の初旬から下旬にかけて上がる傾向にある。
このことは、4月中旬から大企業の決算がでてきて、下旬には自社株買い等によって株価は上がり、5月はその反動が出る。ドル/円がそうなるとまでは言及しなかった。
◆また、大和証券の石黒氏は日経平均の今日の見通しについて、21,700円~22,000円としました。注目ポイントは「選球眼が試される局面」ということで、12週間ぶりに外国人による現物株の買い越しになり、空売り比率も急速に減ってきている。これからは銘柄選びが重要となるとして、海外投資家の週間売買差額(兆円)と日経平均の週間変化率(%)を見てみると、1兆円買い越しで日経平均は2.5%上昇するとの見方を示した。そのうえで、株価指数とドル/円の相関を見ると、円高では中小株が優位として、大手主力企業株(TOPIXCore30)より、TOPIXMid400やTOPIXSmallの中小型株の方が円高の影響が小さいとの見方を示しました。
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