貿易戦争の懸念が後退したかと思えば、再び高まる懸念状況の中で、マーケットも振り回されており、ダウは572ドル安の大幅反落となり、ダウの1週間の動きをみると、5日間全て3桁の上下運動となり、約900ドル上昇し、約1,000ドル下げるという荒い値動きとなりました。
日本時間金曜日朝方にトランプ米大統領が中国に対して追加の制裁関税を検討していると発表した。それに対して中国商務省は対抗する姿勢を示し、米中貿易摩擦の再燃を警戒した売りが優勢だった。
日曜日の日経新聞に、国際政治の混乱は外需に頼る日本経済への影響が大きく、投資家はリスクを意識すると安全資産とされる円を買い、円高・ドル安の傾向がつよまり、仮に米経済が減速すれば利上げペースは緩やかになり、円高の流れが強まると指摘している。
1 世界の株価
・NYダウ:23,932.76 -572.46 (▼2.34%)
・ナスダック:6,915.11 -161.44(▼2.28%)
・S&P500 : 2,604.47 -58.37(▼2.19%)
・イギリスFTSE:7,183.64 (▼0.22%)
・ドイツDAX:12,241.27(▼0.52%)
・フランスCAC:5,258.24 (▼0.35%)
2 為替、金利、商品
・ドル/円:106.86-010
・ユーロ/円:131.32-36
・ユーロ/ドル:1.2280-83
・米国10年国債:2.7750(-2.01%)
・WTI原油:62.12(+0.11%)
・金先物:1,337.30(+0.10%)
3 先読みAIの今週の予想
・ 日経平均は上昇
予想レンジは、21,325.29円~22,127.71円
米中貿易摩擦の行方に振られやすい状況が続く。
・ 東証マザーズ指数は下落
予想レンジは、1,059.93~1,203.15
・ ドル/円は下落
予想レンジは、103.25円から107.42円
・ WTI原油先物は上昇
予想レンジは、61ドル17セント~65ドル56セント
・ 今週の注目セクター
銀行業、小売業、情報通信、食料品、化学
4 日経平均きょうの見通し
・シカゴ/日経先物 : 21,425
・大阪/日経先物:21,410
4/6の日経平均終値は、21,567.52円(-77.90)でしたが、「先読みAI」の
Quickによる予想では、寄り付きは大雨、大幅な下げで始まりそうで、日中の
予想レンジは、21,307円から21,502円とのこと。
主要な内外指標のうち、4/6のニューヨーク市場ではダウ平均は大幅に下落、
S&P500指数も大幅に下落しました。いずれも日経平均にネガティブに働き
そうです。
5 注目ポイント
◆マネックス証券の広木氏の解説によると、米中貿易摩擦の追加関税対象1,000
億ドル(約10.7兆円)積み増しに関する情報は先週金曜日の朝方には伝わってきていたので、米国株の大幅下落の半分近くは、金曜の日経平均に既に織り込んでいるので、寄り付きは下げても徐々に値を戻していくとの予想であった。
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