NYマーケット
１日のニューヨーク外国為替市場でドル円が一時、１ドル＝140円20銭台をつけ、1998年８月以来、24年ぶりの円安水準をつけました。この日発表されたＩＳＭ製造業景気指数が市場予想を上回り景気の底堅さが確認されたことで、ＦＲＢによる大幅な利上げが今後も続くとの見方が強まったことが影響しました。また、債券市場でも利回りが上昇しています。政策金利の動向に敏感な２年債利回りは、一時3.5％台と2007年以来の高い水準となりました。10年債利回りは一時、3.3％に迫る場面もありました。ＦＲＢが今月から国債などの保有額を減らす量的引き締めのペースを速める、としていることも金利の上昇を後押ししたようです。１日のＮＹ株式市場終値は、ダウは５日ぶり反発145ドル高の３万1,656ドル。ナスダックは５日続落31ポイントマイナスの１万1,785。Ｓ＆Ｐ500は５日ぶり反発11ポイントプラスの3,966でした。翌日に雇用統計の発表を控えるマーケットでは積極的な買いは手控えられました。１日に発表されたアメリカの経済指標は軒並み堅調で、ＦＲＢが３会合連続で0.75ポイントの大幅利上げに踏み切るとの観測が高まったことが相場の重荷となっています。セクター別騰落率は、上昇率トップはヘルスケア、一方で、エネルギーは２％を超えて下落しました。
日経平均予想と株式先物の状況
毎朝生放送されている「ニュースモーニングサテライト」では、毎日ニューヨーク証券取引所・NASDAQから生中継で取引状況を伝えるほか、日本の真夜中に発表された米国の経済指標や企業決算、株式相場そして経済のニュースなどのアメリカの経済情報も伝えられるので、日本株に特に影響のある「シカゴ日経平均先物」なども併せて情報提供したいと思ってます。
| 区 分 | 内 容 |
|---|---|
| 現物 | 【日経平均前日(9/1)の終値】 27,661.47円(-430.06円） |
| 先物 | 【シカゴ/日経CME)】 27,785円 |
| 【大阪/日経(夜間)】 27,780円 |
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専門家の予想と注目ポイント
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| 区 分 | 内 容 |
|---|---|
| 今日の為替 | 予想レンジ：139.00円～141.50円 |
【為替見通し】注目ポイントは「カナダドルと豪ドルのパフォーマンス差」 (ソニーフィナンシャルグループの石川久美子氏) |
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| 今日の日経平均 | 予想レンジ：27,600円～27,900円 |
【日本株見通】注目ポイントは「自社株買いの進ちょく率」 (ニッセイ基礎研究所の井出真吾氏) |
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