北海道のサイクルツーリズム推進フォーラムが開催されました

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世界水準のサイクリング環境構築を目指して

北海道のサイクルツーリズム推進フォーラムが、先日5月29日(火)ホテルさっぽろ芸文館で開催されました。

北海道開発局及び北海道では、北海道総合開発計画(平成28年3月閣議決定)に位置づけられた北海道内におけるサイクルツーリズムの推進、北海道自転車条例(平成30年4月施行)に基づく自転車 の活用及び安全な利用の推進に関する施策を、関係機関と連携を図りながら取組を推進しています。

両者が主催となった今回のフォーラムは、平成29年度から北海道のサイクルツーリズム推進の取組として実施している5つ のモデルルートの関係者が一堂に介して開催されたもので、モデルルート間の連 携を図るとともに、各モデルルートの取組を広くPRすることを目的としたものでした。

当日は、「自転車観光の受け入れ態勢」と題した基調講演のほか、「北海道のサイクルツーリズム推進に向けた先駆的な取組と今後の展望について」をテーマとするパネルディスカッションが行われ、個性的な景観を有する北海道の魅力を活かしたサイクルツーリズム を推進するためのフォーラムでした。

1 基調講演

◆講師:NPO法人日本風景街道コミュニティ サイクルツーリズム研究委員会
顧問の宮内忍氏
◆テーマ:自転車観光の受け入れ態勢~サイクリング観光客のニーズに合致した取組み~

2 パネルディスカッション

◆テーマ:北海道のサイクルツーリズム推進に向けた先駆的な取組みと今後の展望について
◆コーディネーター:北海道大学大学院工学研究院教授 萩原 亨
◆パネリスト
〇NPO法人日本風景街道コミュニティ サイクルツーリズム研究委員会顧問 宮内 忍
〇きた北海道ルート/宗谷シーパニックバイウェ事務局長 杉川 毅
〇石狩川流域圏ルート/美唄市観光振興課 村橋 広基
〇阿寒・摩周・釧路湿原レート/有限会社泰都専務取締役 和田 貴義
〇トカプチ400/(一社)交通環境まちづくりセンター代表理事 爲廣 正彦
〇富良野・占冠レート/富良野市商工観光課 鷲見 悠太

3 今回のフォーラムに至った背景と検討の経緯

北海道総合開発計画(H28年3月閣議決定)

北海道において、アジアの中でも特徴的で魅力的な観光資源を活かしながら「世界水準の観光地」を目指しています。

自転車活用推進法(H29年5月施行)

基本方針の中に「観光旅客の来訪の促進その他の地域活性化の支援」と記載されています。

北海道のサイクルツーリズム推進に向けた検討委員会(H29年2月~)

北海道におけるサイクルツーリズムを推進するため、先進地域の取組み等も踏まえつつ、自転車の走行環境、受入環境の改善・充実を図るための方策や、サイクリストも参画した効果的な情報発信の方策、持続的に取り組みを進めるための体制や役割分担などについて審議するため、有識者等による検討委員会を設置しています。

モデルルートの設定(H29年7月)

道内全自治体にヒアリングを実施し、市町村をまたぎ広域で連携した取り組みを既に実施しており、試行に協力を得られる活動主体が存在するルートをモデルルートとして設定

① きた北海道ルート
② 石狩川流域圏ルート
③ 阿寒・摩周・釧路湿原レート
④ トカプチ400
⑤富良野・占冠レート

 4 フォーラム開催の意義

こうした経過の中で、この検討委員会では平成30年度に「北海道のサイクルツーリズム推進方策」をとりまとめる予定となっています。

ファーラムのパネリスト多くはモデルルートを実際に運営に当たっている方がそれぞれの取組みや課題をプレゼンしていただきました。

また、NPO法人日本風景街道コミュニティ サイクルツーリズム研究委員会顧問 宮内氏からは、北海道においては様々な取り組みが行われているが、何処でどのようなイベントや取り組みが行われているのか、情報の一元化等の整備が遅れていることも指摘していました。

受入環境の充実や走行環境の改善など、今後は自治体や関係機関の連携はもとより、民間事業者など地域として総合的に取り組むことが必要と語られていました。

近年、北海道への外国人観光客が急速に増加する中、サイクルツーリズムは、インバウンド観光としても注目されており、本道においても、台湾やシンガポールなどをターゲットとしたサイクリストの誘客に向けた動きも見られます。

北海道は、広大で豊かな自然環境や冷涼な気候、広くて走りやすい道路環境など他地域と比べてもサイクルツーリズムに適した条件を備えており、こうしたポテンシャルの高さを活用した『世界水準のサイクリング環境』を構築することも可能だと感じました。

短い時間の中でパネリストも十分語りきれなかった部分はあったと思いましたが、第1回目のファーラムとしては、今後に繋がる意義のあるものになったのではないかと思いました。

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