Ⅰ ハンディレシーバーIC-R30購入のキッカケは
10月13日から14日までSFC修行の最終旅行で沖縄那覇に1泊2日で行ってきました。
那覇空港から車で15分の場所に琉球温泉瀬長島ホテルがあり、このホテルに宿泊したのですが、このホテルは部屋から空港ビューができ、また周辺は飛行機の撮影するには絶好のスポットとなっています。
ここで飛行機撮影を本格的に行っている方と知り合い、ご指導を受けることになり、私自身あまり知識のない中で飛行機撮影をやっていたことに気づき、大変刺激を受けました。
この方は、カメラ機材もキャノン EOS-1DXMarkⅡとEOS-7DMarkⅡに、キャノンの純正レンズを携え、航空機の飛行ルートが分かるサイト「フライトレレーダー24.com」とハンディレシーバーで航空無線を傍受しながら余裕をもって飛行機撮影を楽しんでいました。
沖縄に滞在した2日間は嘉手納基地での撮影スポットをはじめ、那覇の格安宿泊ホテルやレンタカー等を教えてもらい本当に勉強になりました。
この方は民間航空機だけでなく、戦闘機も撮影するため、飛行速度がマッハの世界ですから航空無線は無くてはならないものだそうです。
それでまず航空無線のレシーバーを購入することを進められました。そして、次回沖縄でまた飛行機撮影をするときはご一緒させていただくことを約束し、あっという間の2日間は過ぎ去りました。
そんな流れもあり、11月には最新機種でもあるICOMの「IC-R30」を購入し、札幌にある「丘珠空港」と千歳にある「新千歳空港」に行って、航空無線を聴いてみました。
音質は凄く聴きやすく、私の持っているソニーの音楽用のワイヤレスイヤホンWF-SP700Nとの接続ができ、片耳でしたが聴くことができました。まだ航空無線の内容が何を言っているのか分からない状態ですが、これも聴いていると慣れるとのことなので頑張りたいと思ってます。
新千歳空港にも有名な飛行機撮影スポットがあり、いくつかのポイントに行って撮影しましたが、もう寒くなっていたので、人影は少なかったです。(それらしき人(本格派?)は数人いましたが。)
昔、釧路管内鶴居村で丹頂を撮影するのに1月の-20度の極寒の中、橋の上で三脚を立てて夜明けを待っていた時のことを思い出し、寒かったけど楽しかった記憶が蘇り、この冬は三脚を持って飛行機撮影に行こうと思っています。
Ⅱ IC-R30の基本性能
IC-R30は、2波同時受信・2波同時録音機能を搭載した、デジタル波受信対応の多機能広帯域ハンディレシーバーです。
私の気に入っているところは、Bluetoothでワイヤレスイヤホンが使え、スマートフォンからリモート操作できるアプリが使えることやmicroSDカードスロットが搭載され、受信音声や位置情報を記録できることなど、非常に便利なレシーバーです。
1 デジタル波受信に対応
日本アマチュア無線連盟が推奨するデジタル通信方式D-STAR®やデジタル簡易業務無線(DCR)のほか、 dPMR®、NXDN®、P25など業務無線の受信にも対応しています。
2 デュアルワッチ(2波同時受信)に対応
デュアルワッチ画面 で、異なる周波数や受信モードで2波同時に受信するデュアルワッチに対応し、 例えば、HF帯とUHF帯やデジタル波とアナログ波を同時に受信することが可能です。
また、Aバンドで受信しながら、もう一方のBバンドでスキャンすることもでき、電波捕捉のチャンスを逃しません
3 2波同時録音対応のレコーダー機能搭載
2波同時録音が可能なレコーダー機能を搭載し、録音音声をmicroSDカードに別々のWAVファイルとして保存できます。 録音音声は本体やパソコンで再生することが可能です。
また、周波数・モード・Sメーター・時刻・自局位置・高度などの情報も音声と一緒に記録できます。
4 トップレベルの200ch/秒高速スキャン
スキャンスピードは約200ch/秒(Aバンド)、約150ch/秒(Bバンド)を実現し、 目的波を素早くキャッチする力強いサポートとなります。
また、最寄局スキャンをはじめ多彩なスキャンモードを搭載しています。
5 GPSレシーバー内蔵
GPSポジション画面で、準天頂衛星システム「みちびき」に対応したGPSレシーバーを搭載し、 現在位置の表示や録音時の受信履歴ログの取得が可能です。
また、内蔵GPSにより位置情報が登録されているメモリーチャンネルのうち、現在地から近い局を最大50件まで自動的にリストアップします。
6 スピーチ機能で周波数読み上げ
[SPEECH]ボタンを押すことで、設定している周波数、受信モードを読み上げます。
また、[DIAL]を回して周波数や受信モードを切り替えたときに、周波数や受信モードを読み上げることも可能です。
受信機を鞄やポケットに入れたまま設定情報が確認できます。
7 IP57防塵・防水の堅牢仕様
防水性能は最高水準のIP57を実現しています。 屋外や、水しぶきがかかるような環境でも、安心してお使い頂けます。
また、米国軍用規格「MIL-STD-810G」に準じる堅牢性も備えています。
8 余裕の8時間20分運用
付属のリチウムイオンバッテリーパック<BP-287>の使用で約8時間20分運用できます。
さらに、不意なバッテリー切れにもすぐに対応できる、単3形アルカリ乾電池用バッテリーケース<BP-293>も別売りで用意されており、 アクティブな携帯運用を応援します。
9 USBを使った充電やデータ伝送
本体側面にmicroUSB端子を装備し、 出先でバッテリー不足になったときも、USB経由で簡単に充電できます。
また、メモリーチャンネルなどのデータ伝送や、CI-Vコマンドによるリモートコントロールなどにも利用できます。
10 microSDカードスロット搭載
受信音声や位置情報を記録するためのmicroSDカードスロットが搭載され、 受信音声の録音/ 再生、受信履歴ログ、設定のロード/セーブ、GPSロガーなどに利用できます。
11 Bluetoothユニット内蔵でワイヤレス運用
Bluetooth®対応オプション<VS-3>とのペアリングにより、ワイヤレス運用が可能。
VS-3にはボリュームアップダウンボタンの他、周波数のアップダウン等、任意の機能を割り当てることができる4つのカスタマイズキーを装備しており、 より高い機動性とスタイリッシュな運用スタイルを実現します。
また、VS-3以外の市販のワイヤレスイヤホンともBluetoothで接続できますが、私のソニーWF-SP700Nでは、左耳でしか聞けませんでした。
12 スマホアプリ RS-R30Iの無償ダウンロード開始
広帯域ハンディレシーバー IC-R30 をリモートコントロールできるiOS®専用アプリ RS-R30Iは、スマートフォンからリモート操作できるアプリです。
IC-R30 とスマートフォンをBluetooth®で 接続し、2波同時受信でのVFO運用、メモリーチャンネル運用、スキャン、録音操作を可能にするほか、ボリュームやスケルチの設定などの操作や機能設定を 実現します。
オプションのBluetooth®ヘッドセット VS-3 を使用すれば、音声受信とリモート操作が同時に可能となり、さらに運用の自由度が広がります。
IC-R30をかばんに入れたままスマートに運用したり、電波環境のよい窓際などに設置して離れた場所から受信を楽しむなど、さまざまなシーンでよ り便利に IC-R30 を運用いただけます。
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Ⅲ 新千歳空港の飛行機撮影スポット
1 生コンポイント
私が今回、新千歳空港での撮影ポイントは2か所でしたが、最初に行ったのは新千歳空港の東側にあるヒコーキ撮影ファンから通称「生コンポイント」と呼ばれる場所で、国道36号線から新千歳モーターランドへの道を入って行き、行き止まり部分が撮影ポイントとなります。
午前中が滑走路上の機体に対して順光。天気も視程(水平方向の見通し)も良い日には樽前山や風不死岳、恵庭岳を背景にヒコーキ撮影をすることができます。右手に新千歳空港のターミナルビル、奥には航空自衛隊の千歳基地を見ることができます。
新千歳空港の平行滑走路の真ん中あたりに位置します。
通常は、手前の滑走路が着陸機、向こう側の滑走路が離陸機となります。
吹雪いている時やその直後には、新千歳名物の逆噴射シーンを間近にみることができるそうです。
午前中が順光です。2メートルほどのフェンスがあるため、脚立が必要です。
2 A10ポイント
「A10ポイント」といわれる場所で、午後は順光です。ランウェイ01Lエンドの西側に位置するポイントです。
北風の場合、至近距離を飛行機がタキシングしてきて、180度ターンして滑走路に向かい離陸していくという迫力の撮影ポイントです。午後が順光となります。2メートルほどのフェンスがあるため、脚立が必要です。
撮影ポイントまでは、道道130号線から小道を800メートルほど入る必要があり、名の通りA10の目の前であり、誘導路をタキシングしてくる機体を望遠なしで撮影することができます。
冬場は積雪状況により、車をポイントのすぐ近くまで入ることができず、森の入口から20~30分程度歩く必要がありますので、夏場はいいポイントですが、冬場は、他のポイントと比べて到達するのが困難なポイントです。
撮影ポイントには2メートルほどのフェンスがありますので、大きめの三脚が必要となります。
3 ACIUドッグランパーキング
北海道千歳市美々にあるドッグランの駐車場として運営(7:30~20:00)している場所ですが、看板に撮影OKと大きく書いてあるのが目印になります。
1日600円の駐車料金さえ払えば1日何度でも出入りでき、撮影も可能です。午前が順光です。
フェンスの近くにはお立ち台のようなものも存在し、撮影することができます。
先日は時間も遅かったので、撮影はしませんでしたが、冬場はフェンス沿いに雪が盛られるため、固まっている場所は撮影可能だそうです。
雪が柔らかいところもあると思いますので、三脚は持って行った方がよいと思いました。
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