SFC修行の1年は長いようであっという間に時間は過ぎていきます。今回追録で「世界一周航空券でのSFC修行」の記事を加筆しました。
SFC修行の最も理想的な究極の方法ではないでしょうか?SFC修行の基本的な方法を知りつつも、さらにダイナミックな手法も考えてみてはどうでしょうか?
Ⅰ 2019年のSFC修行が事実上始まりました
1 2019年SFC修行の事実上の幕開けは?
2018年8月26日(日)から先行発売されたANA旅割一斉発売開始では「10月28日搭乗分〜2019年3月30日搭乗分」の、旅割航空券(SUPER VALUE航空券)が発売開始となりました。
旅割からSUPER VALUEへ新しく生まれ変わって初めての販売ですが、2019年にSFC修行を開始する方は、無事にご希望の日程で航空券をゲット出来たでしょうか?
2019年初旬にSFC修行をする方は、今回のセール開始がいよいよ修行の幕開けとなりました。
今回の販売予約で、スタートダッシュでできなかった方、これから2019年SFC修行を考えている方、まだまだ大丈夫です。
2019年3月31日(日)分から2019年10月26日(土)分の【運航ダイヤ期間ごとの一斉発売】が次のターゲットになりますが、【運航ダイヤ期間ごとの一斉発売】の販売スケジュールが決まりました。
■ 国内線航空券(「ANA SUPER VALUE」「ANA VALUE」「ANA SUPER VALUE PREMIUM 28」「ANA VALUE PREMIUM 3」)の販売開始日程です。
プレミアムメンバー:1月29日(火)11:00~ 予約・販売開始
一般の方:1月31日(木)9:30~ 予約・販売開始
(参考)国内線特典航空券の先行受付スケジュール
発売日 | 時間 | 対象者 |
---|---|---|
2019年1月29日(火) | 9:00 | 「ダイヤモンドサービス」メンバー |
11:00 | 上記以外のプレミアムメンバー | |
2019年1月30日(水) | 14:00 | ANAカード会員、ANAマイレージクラブモバイルプラス会員 |
2019年1月31日(木) | 16:00 | ANAマイレージクラブ会員、一般客 |
また、去る12月4日にANAキャリア運賃の一部改定が発表されました。このことのSFC修行への影響については、下記の「Ⅲの5」で追録してましたので、参考にしてください。
2 SFC修行の王道は!
毎年SFC修行の王道の路線となっているのは「東京ー沖縄(那覇)」で、東京~沖縄間はたくさん本数があるので、日帰りでの修行ももちろん可能な人気路線です。
ANA旅割からANA SUPER VALUEと名称と変えて発売が行われた2019年SFC修行ですが、全体的に価格は上昇傾向にあります。
たくさんのプレミアムポイントを稼ぐことができる、プレミアムクラスは便数の少ない石垣・宮古をはじめ、便数が多い沖縄(那覇)路線についても満席になるのが早く、1~2月は殆ど満席で、3月も残り少ない状況となっています。
多少PP単価が悪くなったとしても、一度の搭乗でたくさんのプレミアムポイントを稼げる国内線プレミアムクラスの存在は非常に重宝していましたが、これまで以上に予約が難しくなってきています。
国内線は普通席だけでやると修行の回数がかなり多くなるので、いかに多くプレミアムクラスを確保するかが重要なポイントとなっています。
特にSFC修行で人気のある「Super Value Premium28(旧プレミアム旅割28)」と「プレミアム株主優待割引運賃」の活用が鍵を握っています。
3 2019年年1月下旬の【運航ダイヤ期間ごとの一斉発売】が次のターゲット!
特に、毎年8月下旬と1月下旬に【運航ダイヤ期間ごとの一斉発売】の対象となる「Super Value Premium28」の確保が重要です。
今年1月29日(先行販売)に既に2019年3月31日分から約6か月分(10月26日分まで)が発売されていますので、早めにご希望の日程を確保してください。
そこで国内線で1区間で最大プレミアムポイント(3,892PP)を獲得できる沖縄~札幌路線と便数が多い羽田~沖縄路線(2,860PP)を1泊2日で組み合わせ、一気に13,504プレミアムポイントを獲得できる、「羽田⇒沖縄⇒札幌(宿泊)⇒沖縄⇒羽田」の行程をプレミアムクラスで搭乗するのが私のお薦めです。
沖縄⇒札幌は1日1便(13:15~16:20)、札幌⇒沖縄も1日1便(10:35~14:35)ですが、羽田~沖縄は1日に往復それぞれ10便以上ありますので、組み合わせに選択の幅はあります。
これを4月の初中旬の土日で1~2回出来たらSFC修行はグッと楽になると思います。
■ プレミアムクラスでのシミュレーション(金額は現時点の最安値での想定)
行程 | プレミアムポイント | 金額 | PP単価 | |
---|---|---|---|---|
1日目 | 羽田⇒那覇 | 2,860PP | 32,990円 | 11.53 |
那覇⇒札幌 | 3,892PP | 39,470円 | 10.14 | |
2日目 | 札幌⇒那覇 | 3,892PP | 39,470円 | 10.14 |
那覇⇒羽田 | 2,860PP | 32,990円 | 11.53 | |
合計 | 13,504PP | 144,920円 | 10.73 |
Ⅱ プレミアム株主優待割引運賃も選択肢
まずは「Super Value Premium28」の確保が最優先ですが、すでに今年1月に発売された2019年3月31日から10月26日分までの状況をみると、熾烈な競争があり、希望通りに確保することは大変難しいことから、代替策も想定しておいた方がいいと思います。
その最右翼は「プレミアム株主優待割引運賃」です。
ANAの株主優待券を取得するには、
① 株主になる(現物株を買う)
② クロス取引による(現物買いと信用売りでリスクなしで優待を獲得)
③ 金券ショップ等で買う
このような方法がありますが、クロス取引についてはこちら

次に、「プレミアム株主優待割引運賃」の特徴を説明したいと思います。
1 予約・販売期間
2018年9月3日(月)0:00から、2018年11月3日ご搭乗分~2019年8月23日ご搭乗分までを一斉発売し、その後同日の9:30から2019年8月24日ご搭乗分を発売(2018年9月3日(月)より、搭乗日355日前発売を開始します。搭乗日355日前は9:30からの発売となります。)
「Super Value Premium28」は、8月下旬と1月下旬の年2回一斉発売しますが、「プレミアム株主優待割引運賃」は、搭乗日355日前発売を開始しています。
2 販売座席数の制限
2018年10月28日ご搭乗分より、年間を通じて、各便の混雑状況により販売座席数に制限が設定されました。従来はプレミアムクラスと同様な取り扱いのようでしたが、現在は以前より販売座席数が減少しています。
3 株主優待の有効期間
株主優待番号ご案内書は、6月1日~翌年5月31日または12月1日~翌年11月30日の1年間で、 株主優待番号ご案内書に記載された株主優待番号の有効期間内がご搭乗できる期間となります。
4 支払い期限
予約日がご搭乗日の3日前までの場合は、お支払い期限が予約日を含め3日以内で、予約日がご搭乗日の2日前~当日の場合は、支払い期限は出発時刻の20分前までです。
5 株主優待番号の登録
購入時または購入後搭乗手続きまでに、スクラッチ加工部分を削って「[1]株主優待番号」と「[2]登録用パスワード」を登録すればよく、 「株主優待番号ご案内書」自体の回収はされません。登録後も搭乗が終了するまで大切に保管しておくことが必要です。
ANAウェブサイトで登録する場合は、購入時または購入後、「[1]株主優待番号」と「[2]登録用パスワード」をご入力ください。
予約完了まで、一切株主優待券を求められることはありませんし、実際に飛行機に乗るまでに済ませておけば良い作業なので、ANA株主優待券は『今なくても』飛行機の予約が可能です。
株主優待券を使う場面というのは、「株主優待番号」・「登録用パスワード」を入力する時のみです。
6 航空券の有効期間
航空券の有効期間は発行日(購入日)及びその翌日から起算して1年間(1年後の同日まで)です。
なお、予約がある場合は当該予約便に限り有効となりますので、出発前までに変更・取り消しをされなかった場合、当該航空券でのご搭乗はできません。
航空券の発行日(購入日)にかかわらず、株主優待番号案内書に記載された株主優待番号の有効期間内かつ航空券の有効期間内が搭乗可能な期間となります。
7 変更
株主優待番号の有効期間において予約便の変更は可能ですが、航空券の名義、区間および他社への変更はできません。
また、株主優待番号の有効期間外(搭乗可能期間外)へ予約便を変更する場合は、変更後の搭乗日に有効な別の株主優待番号が必要です。
8 払い戻し
航空券の購入日以降、航空券の有効期間満了日の翌日から起算して30日以内に限り行うことができます。
ANAウェブサイト、ANA国内線予約・案内センター、ANA国内線空港カウンターまたはご購入店舗にて手続を行うことができます。
払い戻しの際、航空券・料金券1枚(1区間)につき430円払戻手数料がかかります。
なお、プレミアム株主優待割引運賃は、取消手数料はかかりません。
Ⅲ 国際線利用の場合は路線倍率の高い地域を選ぼう!
SFC修行を行う上で、国内線はプレミアムクラスの利用が重要なポイントの一つですが、海外旅行で一気にプレミアムポイントを獲得しようと考えている場合は、どこの国(地域)に行くのがいいのかも重要なポイントであると思います。
まずはプレミアムポイントとはどういうものかを説明したいと思います。
1 プレミアムポイントとは
プレミアムポイントは、1年間に利用したANAグループ、スター アライアンス加盟航空会社およびスター アライアンス コネクティングパートナー運航便の搭乗分について、マイルとは別に積算されるポイントです。
毎年1月~12月に獲得されたプレミアムポイント数に応じて、翌年度のプレミアムメンバーのステイタスが決まり、ステイタスごとにサービスを利用することができます。
プレミアムポイントとマイルの交換や合算はできませし、そもそもプレミアムポイントは年間(1月~12月)で積算し、翌年に持ち越すことはできません。
また、翌年度のステイタスが決定する12月末日よりも早く、各ステイタスに必要なプレミアムポイントを獲得された場合には、翌年3月末日まで、ダイヤモンド、プラチナ、ブロンズそれぞれのプレミアムメンバー事前サービスを利用することができます。
2 ステイタスの獲得条件
3 プレミアムポイントの計算方法
通常積算されるフライトマイルとは別に、予約クラス・運賃種別ごとの積算率、路線倍率に、搭乗ポイントを加算して、プレミアムポイントが計算されます。プレミアムポイントシミュレーションでは、搭乗の条件を入力すると、獲得できるプレミアムポイント数を計算できます。
■ 区間基本マイレージ
ANAグループ運航便、スター アライアンス加盟航空会社運航便およびスター アライアンス コネクティングパートナー運航便のご搭乗区間ごとに定められたマイル数です。 国際線のマイレージチャートはこちら
■ 予約クラス・運賃種別ごとの積算率
NAグループ運航便、スター アライアンス加盟航空会社運航便およびスター アライアンス コネクティングパートナー運航便の予約クラス・運賃種別によって倍率が変わります。 国際線予約クラスごとの積算率はこちら
■ 路線倍率
区分 | 路線 | 倍率 |
---|---|---|
国内線 | 2倍 | |
国際線 | ANAグループ運航便の日本発着アジア・オセアニア路線 | 1.5倍 |
ANAグループ運航便のその他路線、スター アライアンス加盟航空会社・スター アライアンス コネクティングパートナー運航便 | 1倍 |
■ 搭乗ポイント
搭乗クラスや運賃によって進呈するポイントです。
4 SFC修行の国際線ではアジアとオセアニア路線がベスト!
国際線では、ANAグループ運航便の日本発着アジア・オセアニア路線が路線倍率が1.5倍ですので、欧米諸国等への路線より有利です。 私もそのことを踏まえ、シンガポールとシドニーを選択しました。
時間と体力があればどこでも可能ですが、そこら辺をどう考えるかです。
また、国際線ではプレミアムエコノミーが費用や快適性の面で優れていますし、「予約クラス・運賃種別ごとの積算率 」及び「搭乗ポイント」でもアドバンテージがあります。
■ 札幌⇒沖縄⇒東京(羽田)⇒シンガポール⇒東京(羽田)⇒札幌の行程はこちら

3月中旬の旅行であったので、大雪による欠航は殆ど無いとの読みで、頭に沖縄行きを入れて、この部分は一人旅にして、それ以外は女房と一緒なので、帰路は羽田から札幌に戻りました。
シンガポールへのプレミアムエコノミークラスは快適でした。
■ 札幌⇒東京(羽田)⇒シドニー⇒東京(羽田)⇒沖縄⇒札幌の行程はこちら

8月上旬の旅行でしたので、台風は少ない時期でしたが、一人旅だったので安全策を取り、シドニーから羽田に戻ってきてから沖縄に行き、最後は札幌に戻ってきました。
楽しみにしていたボーイング787ー9で、プレミアムエコノミークラスでしたので最高でした。
5 (追録)ANAプレミアムエコノミー運賃 ブッキングクラスに「N」が導入
ANAは12月4日に、2018年12月5日以降に購入かつ12月6日以降に日本出発分から、ANAキャリア運賃の一部改定を発表しました。
ANAのプレミアムエコノミーは、これまでどの運賃で購入してもマイル・PP積算率が100%でしたが、12月6日以降の発券分については、最安値運賃に「ブッキングクラスN」が導入され、ブッキングクラスNはマイル・PP積算率が70%となりました。
特に、タイ、シンガポール、インドネシア、マレーシア、インド、オセアニアが対象となっているのは痛いですね。
ANAキャリア運賃の一部改定についてはこちら
ブッキングクラスはマイル・PP積算率が70%
ブッキングクラスNはマイル・積算率が70%であるというは、プレミアムエコノミーでこれまでと同じ運賃で同じだけ飛んでも、これまでよりプレミアムポイントが30%減ってしまうという事になります。
ビジネスクラスへのアップグレード不可
ブッキングクラス(予約クラス)「N」の航空券では、ビジネスクラスへのマイルを使ったアップグレードは対象外となっています。
また、プレミアム会員のアップグレートポイントによるビジネスクラスへのアップグレードも「N」は対象外となります。
ANA国際線アップグレード特典の利用条件・申込みについてはこちらを参考にしてください。
国際線のアップグレートポイントを使ってANAグループ運航便にご搭乗の場合は、あらかじめ、アップグレード特典を利用になる全区間の予約済み航空券を用意する必要があります。
対象になる予約クラスの場合に限り、アップグレードを申し込むことができます。
必要マイル数についてはこちらです。
Ⅳ 世界一周航空券でのSFC修行(追録)
2018年SFC修行を終えて、ANAマイルで国際線特典航空券の海外旅行を検討して中で、ANAマイルで世界一周特典航空券もいいなぁーと思いました。
いろいろ調べているうちに有償のスターアライアンスの世界一周航空券とSFC修行もおもしろい組み合わせと思いましたので、ほんのサワリだけですがご紹介したいと思います。
1 世界一周航空券でSFC修行を
SFC修行を有償のスターアライアンスの世界一周航空券でこんなふうにしてプラチナステイタスの50,000プレミアムポイントをゲットできますという一つの例です。

2 ANAマイルの特典航空券で世界一周(参考)
これは参考ですが、私が現在検討中のANAマイルで世界一周の場合はこんな雰囲気でと考えています。

コメント