◼ NYマーケット
NYの株価終値は、ダウは3日続落、545ドル安の2万5,052ドル。ナスダックは続落、92ポイント下落の7,329。S&P500は6日続落、57ポイントマイナスの2,728でした。ダウの値幅は上下800ドルほどと、きょうも不安定な相場展開が続きました。結局ダウは2日間で1,300ドルを超える下落、ナスダックは調整局面入り目前で踏みとどまりました。取引開始直後はプラスに浮上する場面も見られ、落ち着きを取り戻したかに見えました。金利も水準を切り下げていたにも関わらず、企業業績に対する不安がくすぶる中で午後に入って急速に下落基調を強めました。
セクター別騰落率は、連日で11セクターすべて下げています。原油価格が一段安となっていることもあり、エネルギーの下げが目立ったほか、金利低下で金融もまとまった下げになりました。
1 AIの今日の日経平均予想
AIの「QUICK」がきょうの東京株式相場を予想します。
区分 | 内容 |
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AIの日経平均予想 | 【予想レンジ】 22,461円~22,662円 |
現物 | 【日経/前日の終値】 22,590.86円(-915.18円) |
先物 | 【シカゴ/日経(CME)】 22,485円 |
【大阪/日経(夜間)】 22,450円 |
Echoって何?Echo(エコー)は、音声だけでリモート操作できるスマートスピーカーです。「アレクサ」と話しかけるだけで、音楽の再生、天気やニュースの読み上げ、アラームのセット、Kindle本の読み上げなど簡単に音声操作 できます。一度試してみては!また、2017年11月に発売された「エコー」は、当時、スマホのアプリに相当する「スキル」の数が265種類だったが、6月22日時点で約3.8倍の1,ooo種類に達し、国内で販売するAIスピーカーでは最多となりました。
2 専門家の注目ポイント
区分 | 内容 |
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今日のドル/円の見通し | 予想レンジ:111.70円~112.60円 |
注目ポイント「米中対立緩和の可能性」 週末までに発表予定の米国為替報告書で中国の為替操作国認定を避けることができれば、11月G20での米中首脳会談観測と合わせてセンチメントの改善につながる可能性がある。11月に中間選挙を控えてたトランプ政権としては米中間のさらなる関係悪化が米国株下落やグローバルなリスクオフにつながるリスクを避けたいと思われる。根本的な解決には時間がかかると思われるものの、目先の米中間対立緩和に向けた前向きな姿勢がマーケットに好感される展開が期待されるとの見方を示しました。 (三井住友銀行NYの下村剛氏) |
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今日の日本株の見通し | 予想レンジ:22,400円~22,700円 |
日経平均の予想レンジは2万2,400円~2万2,700円。12日も下げて始まるとみられ、水準としては200日移動平均の2万2,500円あたりを意識した動きになることが予想されるとの見方を示しました。 (野村証券の若生寿一氏 ) |
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【NY証券取引所】株乱高下の背景 | ダウは一時700ドル近く下落したが、その後は下げ幅を縮小して取引を終えている。金利がそれほど大きく動いていないにもかかわらず不安定な動きとなったことについて、金利が低下したにもかかわらず株が下げ止まらなかったことでVIX指数が上昇するなどボラティリティに対する警戒が強く、リスク資産に対する売りが一気に広がったとみられる。ただ、S&P500指数が200日移動平均線を割って大きく下落するとさすがに売られ過ぎだとの見方が広がったほか、米中首脳会談が実現するとの報道もあり、終盤は買い戻しが入る場面もあったが、依然として売り圧力は根強い。米国企業の決算発表に対する警戒感も買いも手控える一因だと考えられる。S&P500の構成企業で9月半ば以降に四半期決算を発表した24社の内、利益が市場予想を上回った企業は9割に達するが、決算を受けて株価が上昇した企業は2割にとどまる。原材料や輸送費、人件費の上昇が嫌気されたほか、関税の影響があったとの声もある。投資マインドが悪化する中、7-9月期の決算発表に対してもネガティブな連想が広がっている可能性があると解説しました。 (岡三証券・近下篤子氏) |
【NY証券取引所】物言う株主の動向に注目 | 金利の動向に対する投資家の警戒は根強く、午後にかけて一気に売りが広がり大幅続落となった。「物言う株主=アクティビスト」の動向に注目しており、パーシング・スクエア・キャピタルがスターバックスコーヒーの株式を約9億ドル程度取得したと発表した。パーシング・スクエア・キャピタルは、適切な経営を行えば足元の業績伸び悩みは解決できるとしたほか、中国への拡大余地などを考えれば今後3年で株価は2倍に上昇するとの見方を示している。この動きを受けてスターバックスコーヒーの株価は上昇している。アクティビストは株主の価値を最大化するため企業に対して経営戦略や株主還元の見直し、積極的なM&Aなどを求めることから、株式市場ではポジティブに捉えることが多いほか、その企業の株を保有する他の株主から歓迎されることも増えている。このような好意的見方を追い風にアクティビストの活動資金は増加基調にある。今後アクティビストのターゲットになりそうな企業については、消費関連、金融、資本財セクターに経営改善のチャンスがあると多くのアクティビストが見ている。最近は企業とアクティビストが協力して問題に取り組むケースもみられており、アクティビストによる株式取得は、企業が投資家の望む方向に舵を切るタイミングとして買いのチャンスになり得ると解説しました。 ( 岡三証券・近下篤子) |
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