◼ NYダウ上昇
米中の貿易協議が波乱なく進んでいるように見える中で、リスクオンムードが継続。12月のFOMC議事要旨も市場の期待通りハト派的な内容で、ダウは発表前の水準を概ね維持しました。12月のFOMC自体は予想よりもタカ派的と捉えられ失望されましたが、きょう明らかになった議論の中身は、パウエル議長が先週示したハト派姿勢に沿うもので、株式市場にとっては一定の安心感になったようです。業績に対する懸念が高まっているアップルについて、一部アナリストが、サービス部門の減速は一時的と指摘したことなどを追い風に上昇し、株価をけん引しました。
NYの株価終値は、ダウは91ドル上昇の2万3,879ドル。ナスダックは60ポイント上昇の6,957。S&P500は10ポイントプラスの2,584でした。
1 AIの日経平均予想と株式先物の状況
「今日の日経平均予想」は、毎朝(月~金の5:45~)に生放送されている「ニュースモーニングサテライト:通称モーサテ」の番組内容の中で、特に日経平均に影響すると思われるものを投資初心者向けに、お伝えしようとするものです。この番組は日本経済新聞社の協力により、経済・市況関連情報に的を絞った朝のニュ-ス番組で、ホットな情報が提供されます。
毎日ニューヨーク証券取引所・NASDAQから生中継で取引状況を伝えるほか、日本の真夜中に発表された米国の経済指標や企業決算、株式相場そして経済のニュースなどのアメリカの経済情報も伝えられ、それらを踏まえ東京からの放送は、市場予測などを中心に今後の動向を分析する構成になっています。日本の金融市場には外国人投資家の動向が色濃く反映されることから、毎日注目しています。

区 分 | 内 容 |
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AIの日経平均予想 | 【予想レンジ】 20,271円~20,453円 寄り付きは《雨》 |
現物 | 【日経/前日の終値】 20,427.06円(+223.02円) |
先物 | 【シカゴ/日経(CME)】 20,250円 |
【大阪/日経(夜間)】 20,300円 |



2 専門家の予想と注目ポイント



区 分 | 内 容 |
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今日のドル/円の見通し | 予想レンジ:107.80円~108.80円 |
【注目ポイント】「投資家信頼感指数」 センティックス投資家信頼感指数の推移における現況と先行き6ヵ月の動きを確認すると、2017年以降先行きの指数が下落トレンドに転換し2018年からはマイナス圏に落ち込んでいることがわかる。先行き指標は株価に対し先行性があり、戻りを確認するまでは株価の重しとなる。一方、地域ごとの景気状況を示した表をみると、2018年12月から各地域ともそろって景気後退となっていて年末からの大幅な株価の下落は投資センチメントの悪化によるものとみられる。過度に悲観的な投資センチメントになったことで市場ではリスクオフ材料となり、ドル円の上値の重しになるとみられる。しかし、年初のFRB・パウエル議長のハト派発言や堅調な米国雇用統計など年が明けて状況が変わったことで悲観的に行き過ぎたマインドは緩和され、短期的には株価を押し上げ、ドル円についても108円をめどに底堅く推移していくとの見方を示しました。 (三菱UFJ信託銀行の谷口晶俊氏 ) |
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今日の日本株の見通し | 予想レンジ:20,350円~20,550円 |
【注目ポイント】「3Q決算後に株価は一段安となるか」 1月下旬から始まる第3四半期決算が非常に低調な結果となってEPS予想が下がると思っている投資家が多い。したがって、PERはボトム圏にきているが必ずしも割安ではないとみられている。2012年にPERが最低レベルにまで下がった際の経験を振り返ると、EPSの低下によって株価は下がっておらず、PERが上がることによって調整されたということが起こっている。PERが急落するということはEPSが下方修正されると予見しているから下がるのであって、それが実現しても株価一段安となる要因にはならない。つまり、予想EPSの低下を織り込めていたか、織り込めていなかったかがポイントとなる。今回は、2018年10-12月期の景気が悪かったということはわかっていたので株価はすでに織り込んでいるとの見方を示しました。 (SMBC日興証券の圷正嗣氏 ) |
3 世界の株価、為替等



4 ADR日本株全銘柄
ADR(米国預託証券)とは、米国以外に拠点を置いている国際的に有名で人気もあり、流動性も満たされている発行体を米国在住の投資家が米ドル建てで売買できるようにしたものです。



日本市場は外国人の売買が7割を超えるなど、外国人の影響を大きく受ける状況になっており、これらの外国人の投資動向を読み取るのにADRの値動きは非常に有効です。ADRは外国人投資家が売買しているので、この動きは当然、ADRよりも更に流動性が増す日本市場でも引き継がれる可能性があるということです。朝の寄り付き前にチェックすることをお薦めします。
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5 関連リンク



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6 お得な情報
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