米中摩擦懸念が再燃し、令和最初の取引となった東京株式市場は日経平均が300円以上下落し、波乱の幕開けとなりました。一方、前日急落した上海総合指数は、中国商務省が劉鶴副首相の訪米を発表したことで、協議継続への期待が支えとなり反発しました。
◼ NYマーケット
NYの株価終値は、そろって大幅続落。ダウは473ドル安の2万5,965ドル。ナスダックは159ポイント下落7,963。S&P500は48ポイントマイナスの2,884でした。NYの株式相場は久しぶりの大幅安。ダウの下げ幅473ドルは1月3日以来の大きさです。2万6,000ドルを割り込むなど主要三指数はそろって節目を下回りました。
前日は取引終盤にかけて下落分を取り戻したダウですが、今日はほぼ右肩下がり。市場の不安心理を示すVIX指数もおよそ3ヵ月ぶりに20を超え、ダウの下げ幅は一時650ドルに迫りました。トランプ大統領の突然の対中関税引き上げ表明は、交渉を優位に進めるための脅しに過ぎないとの楽観的な見方は後退し、10日に関税が引き上げられるリスクを織り込む動きとなりました。セクター別騰落率は、11セクターすべて下げました。情報技術と資本財などがおよそ2%下落しました。
AIの日経平均予想と株式先物の状況
「AIの日経平均予想」は、毎朝生放送されている「ニュースモーニングサテライト」の番組内容の中で、金融サービスを手掛けるQUICKによるAI(人工知能)の「さきちゃん」の今日の東京市場の予想をお伝えするものです。
またこの番組では、毎日ニューヨーク証券取引所・NASDAQから生中継で取引状況を伝えるほか、日本の真夜中に発表された米国の経済指標や企業決算、株式相場そして経済のニュースなどのアメリカの経済情報も伝えられるので、日本株に特に影響のある「シカゴ日経平均先物」なども併せて情報提供したいと思ってます。
区 分 | 内 容 |
---|---|
AIの日経平均予想 | 【予想レンジ】 21,558円~21,751円 寄り付きは《大雨》 |
現物 | 【日経/前日の終値】 21,923.72円(-335.01円) |
先物 | 【シカゴ/日経(CME)】 21,650円 |
【大阪/日経(夜間)】 21,660円 |
5月の日経平均予想騰落結果
5月のAI(さきちゃん)による日経平均予想レンジの騰落結果です。
日付 | AI予想レンジ | 日経平均始値 | 日経平均終値 | 騰落結果 |
---|---|---|---|---|
5/30 (木) | 20,880円~21,065円 【下落予想】 前日の終値21,003.37円 | 20,881.50円 | 20,942.53円 (-60.84円) | 当たり |
5/29 (水) | 21,058円~21,245円 【下落予想】 前日の終値21,260.14円 | 21,055.42円 | 21,003.37円 (-256.77円) | 当たり |
5/28 (火) | 21,033円~21,219円 【下落予想】 前日の終値21,182.58円 | 21,187.17円 | 21,260.14円 (+77.56円) | ハズレ |
5/27 (月) | ー | 21,148.46円 | 21,182.58円 (+65.36円) | ー |
5/24 (金) | 20,762円~20,948円 【下落予想】 前日の終値21,283.37円 | 20,980.79円 | 21,117.22円 (-33.92円) | ハズレ |
5/23 (木) | 21,191円~21,378円 【横這い予想】 前日の終値21,283.37円 | 21,180.24円 | 21,151.14円 (132.23円) | ハズレ |
5/22 (水) | 21,313円~21,501円 【上昇予想】 前日の終値21,272.45円 | 21,373.52円 | 21,283.37円 (+10.92円) | ハズレ |
5/21 (火) | 21,111円~21,298円 【下落予想】 前日の終値21,301.73円 | 21,211.26円 | 21,272.45円 (-29.28円) | 当たり |
5/20 (月) | ー | 21,305.97円 | 21,301.73円 (+51.64円) | ー |
5/17 (金) | 21,128円~21,313円 【上昇予想】 前日の終値21,062.98円 | 21,246.86円 | 21,250.09円 (+187.11円) | 当たり |
5/16 (木) | 21,070円~21,256円 【横這い予想】 前日の終値21,188.56円 | 21,153.20円 | 21,062.98円 (-125.58円) | ハズレ |
5/15 (水) | 21,049円~21,234円 【上昇予想】 前日の終値21,067.23円 | 21,112.85円 | 21,188.56円 (+121.33円) | 当たり |
5/14 (火) | 20,697円~20,883円 【下落予想】 前日の終値21,191.28円 | 20,870.77円 | 21,067.23円 (-124.05円) | 当たり |
5/13 (月) | ー | 21,180.74円 | 21,191.28円 (-153.64円) | ー |
5/10 (金) | 21,104円~21,293円 【下落予想】 前日の終値21,402.13円 | 21,431.81円 | 21,344.92円 (-57.21円) | ハズレ |
5/9 (木) | 21,488円~21,678円 【下落予想】 前日の終値21,602.59円 | 21,492.91円 | 21,402.13円 (-200.46円) | 当たり |
5/8 (水) | 21,558円~21,751円 【下落予想】 前日の終値21,923.72円 | 21,628.04円 | 21,602.59円 (-321.13円) | 当たり |
5/7 (火) | 21,995円~22,191円 【下落予想】 4/26の終値22,258.73円 | 22,184.40円 | 21,923.72円 (-335.01円) | 当たり |
■ AI(人工知能)「さきちゃん」の4月の日経平均予想騰落率
■ AI(人工知能)「さきちゃん」の3月の日経平均予想騰落率
■ AI(人工知能)「さきちゃん」の2月の日経平均予想騰落率

専門家の予想と注目ポイント



区 分 | 内 容 |
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今週のドル/円の見通し | 予想レンジ:109.60円~110.60円 |
【注目ポイント】「低ボラティリティーの持続性」 2019年に入ってからドル円が堅調に推移してきた背景としてボラティリティーの低下を挙げることができる。ボラティリティーとは相場変動の不確実性を示すリスクの尺度。 ボラティリティーが低下すれば「金利差+為替差損益がプラスになる確率」は高まっていく。現在はボラティリティーが上がり始めており、これが上昇していくようであれば投機筋などの円売りの買い戻し、つまり円高圧力が加わりやすくなってくる考えられる。 投機筋のポジションの大きさに照らすと、円売りのポジションが全て解消に向かうとなれば108円を割り込むくらいの円高も想定されるとの見方を示しました。 (三菱UFJ銀行の内田稔氏 ) |
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今週の日本株の見通し | 予想レンジ:21,400円~21,800円 |
【注目ポイント】「自社株買いの需給改善効果」 8日から来週末までに1,400社近い決算発表がある。決算発表の数値に加えて株主還元策の一環として自己株式取得の発表にも注目。5月は自社株買いの発表が多い時期であり、4月の自己株式取得の発表額は2018年同期比で43.5%の大幅増となっている。4月に続き5月も自己株式取得の発表が相次げば日本株の需給改善効果につながるとみられる。 今後各社が発表する自己株式取得の増加次第では日銀の年間買付金額を超える可能性があり、大きな買い手として期待できる。外部環境に振り回されても自社株買いが入ることで下げの抑制効果につながる可能性もある。米中貿易交渉とともに自己株式取得の発表も注目されるとの見方を示しました。 (東海東京調査センターの仙石誠氏 ) |



世界の株価、為替等



ADR日本株全銘柄
ADR(米国預託証券)とは、米国以外に拠点を置いている国際的に有名で人気もあり、流動性も満たされている発行体を米国在住の投資家が米ドル建てで売買できるようにしたものです。



日本市場は外国人の売買が7割を超えるなど、外国人の影響を大きく受ける状況になっており、これらの外国人の投資動向を読み取るのにADRの値動きは非常に有効です。ADRは外国人投資家が売買しているので、この動きは当然、ADRよりも更に流動性が増す日本市場でも引き継がれる可能性があるということです。朝の寄り付き前にチェックすることをお薦めします。
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