◼ NYマーケット 株式市場の目は金利動向に
ダウは一時800ドルを超える急落。米中首脳会談通過の安心感は一日で薄れ、一転、株式市場の目はアメリカの金利動向に向いていました。前の日から続いていた長期金利の低下が止まらず、これまで買い材料になってきたFRBの利上げ停止観測は、徐々に経済の減速を意識させるものに変化してきているようです。
NYの株価終値は、ダウは799ドル安の2万5,027ドル。ナスダックは283ポイント下落の7,158。S&P500は90ポイントマイナスの2,700でした。
1 AIによる12月5日(水)の日経平均予想
「AIによる今日の日経平均予想」は、毎朝(月~金の5:45~)に生放送されている「ニュースモーニングサテライト:通称モーサテ」の番組内容の中で、特に日経平均に影響すると思われるものを投資初心者向けに、お伝えしようとするものです。この番組は日本経済新聞社の協力により、経済・市況関連情報に的を絞った朝のニュ-ス番組で、ホットな情報が提供されます。
毎日ニューヨーク証券取引所・NASDAQから生中継で取引状況を伝えるほか、日本の真夜中に発表された米国の経済指標や企業決算、株式相場そして経済のニュースなどのアメリカの経済情報も伝えられ、それらを踏まえ東京からの放送は、市場予測などを中心に今後の動向を分析する構成になっています。日本の金融市場には外国人投資家の動向が色濃く反映されることから、毎日注目しています。

区 分 | 内 容 |
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AIの日経平均予想 | 【予想レンジ】 21,693円~21,889円 寄り付きは《大雨》 |
現物 | 【日経/前日の終値】 22,036.05円(-538.71円) |
先物 | 【シカゴ/日経(CME)】 21,610円 |
【大阪/日経(夜間)】 21,680円 |
Amazon Echoは、Amazon製のスマートスピーカーです。Amazon製のAIアシスタント「Alexa(アレクサ)」が搭載されており、話しかけるだけで様々なことが可能です。音声だけでリモート操作できるスマートスピーカーです。「アレクサ」と話しかけるだけで、①音楽配信サービスで音楽再生、②天気予報を聞く、③ニュースを聞く、④様々な質問に答える、⑤スケジュール管理、⑥アラーム・タイマ、⑦Amazon Primeでのショッピング、⑧スマートホーム連携(家電操作)、⑨本の読み上げ(日本未対応)、⑩Fire TV連動の動画コントロール(日本未対応)、⑪メッセージ送信・読み上げ(日本未対応)など何かしら応答をしてくれます。
2 専門家の予想と注目ポイント



区 分 | 内 容 |
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今日のドル/円の見通し | 予想レンジ:112.30円~113.30円 |
【注目ポイント】「薄れつつあるECB利上げ期待」 2019年後半にもECBが利上げを実施するかとみられていたが、その期待は後退している。2019年のECBの利上げ期待幅は0.1%を割る水準にまで低下しており、利上げをするかどうか危ぶまれている。利上げ期待後退の最大の要因は欧州の景気減速。GDPの2四半期連続マイナス成長「テクニカル・リセッション」となる可能性が見えてきている。ドイツのZEW期待指数、欧州GDP成長率を見ると、過去の景気減速はZEW期待指数下落後にリセッションに入っている。現在はZEW期待指数が下がってきている状況でGDP成長率も下がってきている。これを受けて来週にECB理事会が開かれるが、ECBが景気判断をどうするか、フォワードガイダンスをいかに出してくるか注目される。ドル円については中立的な材料になるが、ユーロの下落には注意が必要との見方を示しました。 (ソシエテ・ジェネラル銀行の鈴木恭輔氏 ) |
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今日の日本株の見通し | 予想レンジ:21,500円~22,300円 |
【注目ポイント】「7年連続株高のカギは52週線」 目先は14日に先物のメジャーSQを控えているため戻り売り圧力に押されるとみられる。その際に意識されるのは1年の平均の52週線。足元はこの水準の2万2,500円前後で上げ一服となっている。また、この水準は2018年の売買が膨らんだボリュームゾーンとも重なっており、さらに10月高値から安値の半値戻し水準や2017年末とも重なる。仮にこれらを上放れると7年連続高が見えてくる。2010年以降の10月~12月における日米株の過去8年の平均騰落率を見るとプラスとなっている。一方で2018年の日経平均株価は10月に大幅下落し11月に小幅に反発している。今後はイベント警戒の売り一巡となればOPEC総会、英国EU離脱案の審議、米国FOMCの主要イベントの通過を経て買い戻しが入りやすいとみられるとの見方を示しました。 (みずほ証券の中島三養子氏 ) |
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【NY証券取引所中継】米株 大幅安の背景 | 米国株式市場の動向について、株価は急落となっている。大幅高の反動から米国株は主要3指数そろって大幅安となっている。米中首脳会談を終えた楽観ムードが薄れるなかで、金融や資本財、素材セクターの下落が目立ち、午後にかけて一段安の展開となった。ボーイングやキャタピラーの急落を受けてダウは一時800ドル以上下げる場面もあった。一段安となった背景については、長期金利が大きく低下したことで長短金利差の縮小、イールドカーブのフラット化が進み米国の景気減速が強く意識されたことが株の売り材料となった。4日以降、2年債の利回りが5年債の利回りを超えており2007年以来で初めて逆イールドの状態となった。2年債と10年債の利回り格差も一時10ベーシスを下回っておりフラット化への警戒が高まっている。このタイミングでフラット化が進んだ背景には、市場の注目が18日のFOMCにシフトするなかで、米国FRB・パウエル議長が以前よりハト派に傾いたとの思惑が改めて意識され長期金利の低下に拍車をかけたことがある。パウエル議長の発言を市場が好感した流れもあったが、逆イールドの状態となったことで経済の減速を懸念する流れに変わっていると解説。 ( 岡三証券・近下篤子氏) |
3 世界の株価、為替等



4 ADR日本株全銘柄
ADR(米国預託証券)とは、米国以外に拠点を置いている国際的に有名で人気もあり、流動性も満たされている発行体を米国在住の投資家が米ドル建てで売買できるようにしたものです。



日本市場は外国人の売買が7割を超えるなど、外国人の影響を大きく受ける状況になっており、これらの外国人の投資動向を読み取るのにADRの値動きは非常に有効です。ADRは外国人投資家が売買しているので、この動きは当然、ADRよりも更に流動性が増す日本市場でも引き継がれる可能性があるということです。朝の寄り付き前にチェックすることをお薦めします。
ADR・PTS株価一覧はこちらのサイト
5 関連リンク



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